2022.5.31更新

北海道|01|アットゥシ

伝統的な手仕事は「日本の美」として世界に誇れる、なくしてはならないものと私たちは日々感じています。HANAO SHOSE JAPAN は 織物・染物の伝統が多くの人の目に触れ、見る人それぞれがゆかりある地場の手仕事に興味を持つ機会となるプロジェクトです。 ここでは 47 都道府県全ての織物・染物をご紹介します。

 

今回は北海道のアットゥシの生地をご紹介します。

 

 北海道 01 アットゥシ

 

 アイヌ民族の、樹皮の織

 

アットゥシとはアッニ ( オヒョウ ) 等の樹皮の繊維で糸を作り、 アットゥシカラぺ ( 機織り機 ) を使って織られた反物のことです。 アイヌ語でアットゥシはこの布を指すほか、 一般には樹皮の布で仕立てた衣装、 また木の皮を指します。 昔はアイヌの中でも主に北海道アイヌの間で制作されていました。

 

水に強く、 通気性に優れ、 天然繊維としては類稀な強靱さと独特の風合いを持っています。 その中でも二風谷アットゥシは、 100 年以上前に使用されていた道具とほぼ同様の道具を現在も使って作られています。 おもに平取町二風谷地区で継承されている伝統的な技法で作られたもので、 伝統的な伝承が行われています。

 

 

作業を複数人で分担したり、 流れ作業で制作を行ったりしているアットゥシの工房はありません。 「自分たちで作って自分たちで使う」 を原点に、 木の皮を一枚一枚剥ぎ、 煮たり、 水につけて柔らかくし処理することを覚え、 染め、 糸作り、 織り、 加工まで全て 1 人で作業します。

 1年掛りで大変な、 アイヌの着物の中でもアットゥシはとても貴重品で、 一家の主人か息子に着せるために作られ、 晴れ着として着用されていました。

 

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